もうすぐバレンタインデーですね。
近頃は本命チョコだけでなく、
義理チョコや友チョコ、
自分用のご褒美チョコなんでものまで色々です。
もっとも、チョコ以外のバレンタインデー商品もあったり、
職場での義理チョコの禁止などバレンタイン離れの話も耳にしますが、
バレンタインデー = チョコレート
というのが日本では定着しています。
国産のチョコがある?
チョコレートの原料であるカカオは熱帯地域の植物であるため、
そのほとんどがアフリカや中南米原産です。
しかし最近は、
国産のカカオの栽培に取り組む方がいらっしゃるんだそうです。
国産カカオを使った日本のチョコレート、
どんなものなのか、お店で購入できるのか、
調べてみました。
国内でのカカオ栽培
国産カカオ栽培は、
東京は小笠原、静岡は伊豆、
沖縄は本島北部の大宜味村(おおぎみそん)や石垣島で行われています。
カカオは繊細な植物で、
結実するまでに3~5年ほどかかる上、
結実率は約1%と大変低いのだそうです。
東京産チョコレート 東京カカオ
小笠原でカカオを栽培する東京カカオでは、
2003年にプロジェクトがスタート。
2010年に1,000粒の種を植え、
その内167本の発芽に成功させたのですが、
後に全て枯れてしまったそうです。
試行錯誤の結果、
プロジェクトがスタートしてから10年経った2013年に、
初めてカカオの収穫に成功。
そしてさらにその2年後、
国産カカオを使ったチョコレートの製造に成功。
現在は2019年秋を目途に、
商品化に向けて研究開発を進めているそうです。
楽しみですね!
東京カカオプロジェクト
http://www.tokyo-cacao.com/
沖縄産チョコレート オキナワカカオ
沖縄県は大宜味村でカカオ栽培を行うオキナワカカオでは、
2016年から栽培を始め、
沖縄産チョコレートづくりに向けて活動しているそうです。
オキナワカカオ部として部員を募集しており、
加入するとカカオの苗がもらえるそうなので、
カカオの栽培に興味がある方は加入してみるのも面白いかもしれません。
(部費として10,800円が必要)
オキナワカカオ
http://okinawacacao.com/
オキナワカカオのオンラインショップで販売しているものは、
国産カカオではありませんが、
ガーナ産のカカオと沖縄産の特産品をミックスさせた、
オリジナリティあふれるチョコレートになっています。
オキナワカカオ オンラインショップ
https://okinawacacao.shop-pro.jp/
静岡産チョコレート 国産カカオプロジェクト
静岡県のショコラティエ足立晃一さんは、
2013年に国産カカオプロジェクトを開始し、
カカオを種から栽培しながら国産チョコの製品化を目指しています。
ショコラティエ オゥ・ルージュ(静岡県)
http://rouge5934649.wixsite.com/eaurouge
国産チョコが食べられるようになるのはもう少し先
以上のように、
各地で国産カカオの栽培、国産チョコレートの製品化が進められていますが、
実際に購入出来るようになるまでには、
もう少し時間がかかりそうです。
国産チョコが商品化されるのが待ち遠しいですね。
画像:写真AC