主に秋から冬にかけての期間のみ店頭に出回る、
乾燥枝豆《秘伝ハッピー豆》。
『秘伝豆』という青大豆を乾燥させたもので、
生の枝豆と違い日持ちするのが特徴です。
秘伝豆とは、
山形の代表的な青大豆で、
香り高く深い味わいが特徴です。
青大豆はたんぱく質だけでなく、
ビタミンやミネラル類も豊富なので、
積極的に取り入れたい食材です。

一袋250g入り。
近所の八百屋で約300円でした。
通常の大豆は、
未熟な状態だと緑色をしており、
熟すことで薄茶色に変化しますが、
青大豆は熟しても緑色のままなんだそうです。
青大豆は、
地元山形では主に『ひたし豆』という調理方法で食べられているそうです。
ひたし豆とは、
青大豆をだし汁や醤油等を入れた汁で煮る料理です。
関東の人間にはあまりなじみが無い料理かもしれません。
関東ではいわゆる『煮豆』は、
青大豆でなく通常の薄茶色の大豆でしかなかなかお目にかかれません。

このハッピー豆は乾燥状態なので、
調理前にしっかり水に戻す必要があります。
冬はやや時間がかかるので、
一晩+α 水に浸した方が良さそうです。

もどすと豆が膨らんで二倍くらいの量になります。

膨らみました
豆のシワが無くなって、ふっくらとした感じになったら調理します。
アクがかなり出るので、
吹きこぼれないように火加減を調節しながら、
丁寧にアクをすくい茹でます。
茹で時間の目安が書いてありませんので、
時々固さを見ながら、
自分の好みの状態のやや手前あたりで火からおろします。

アクがすごいです
水につけたりせず自然に冷ますため、
余熱で少し火の通りが進みますので、
柔らかくなるまで茹でてしまうと、
ぐちゃっとした感じになってしまうので注意です。
熱いうちに塩を軽く振っておくと、
塩味がしみやすくなります。

茹で上がり
茹で上がったハッピー豆はそのまま頂いても美味ですし、
サラダに加えたり、オムレツに入れたり、
他の食材と一緒に料理しても美味しいです。
秘伝ハッピー豆は生の状態でも販売されているようなのですが、
私は残念ながらお目にかかったことがありません。
乾燥でも美味しいハッピー豆、
ぜひ生で購入したものを調理して食べてみたいです。
秘伝ハッピー豆
内容量:250g
産地:山形県
販売者:さがえ西村山農業協同組合